補助金支援のDXを通じた経営支援サービス「補助金クラウド」「前ほじょくん（補助金債権の早期資金化）」を運営する株式会社Stayway（本社：大阪府大阪市、代表取締役： 佐藤 淳、以下「Stayway」）は、上場企業を中心とした企業に成長資金を届けるファンズ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：藤田雄一郎、以下「ファンズ」）およびミドル・レイターステージのスタートアップ企業に対するデットファンドを運営するFunds Startups株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：前川寛洋、以下「Funds Startups」）と、取引先企業の経営課題の解決に向けて業務提携を開始したことをお知らせいたします。

提携背景（課題と解決策）

現在、多くのスタートアップ企業は、成長性が十分に見込まれる場合であっても、金融機関などからの借入に限界がある、資本コストを抑えたいが調達手段が限られている等、資金調達面での課題を有していることが少なくありません。

 

かかる中、返済の必要がなく、エクイティのように希薄化の問題もない補助金は、こうした企業の課題解決に役立つことが期待されています。しかしながら、補助金は種類が多く開示もバラバラで、事業者にとっては情報の検索負担が大きいことや、申請の負担が大きいこと、採択されても補助金の支払いは補助事業完了後であるため、事業を進めるうえでの自己資金の負担は変わらないこと等が課題となっていました。

 

今回の補助金クラウドの提供により、ファンズの貸付先企業をStaywayへ紹介いただくことで、同貸付先企業における補助金活用を促進することで、上記のような取引先の経営課題の解決が期待できます。Staywayにおいても、累計738ファンド・670億円におよぶ累計募集実績、10万人を超える登録会員を擁するファンズ、またベンチャーデットを行うFunds Startupsで国内No.1のデットファイナンス総合プラットフォームを目指す両社と提携することにより、国内の企業やスタートアップ企業等への支援の拡大を図ることができます。

提携内容

ファンズにおける「補助金クラウド」の導入

ファンズ・Funds Startups とStaywayの間で取引先紹介に関するビジネスマッチング契約を締結

今後について

ファンズの貸付先企業における補助金の活用は、資金調達の安定化を通じて、ファンズの個人等投資家にとっても資産運用の安定性の向上にも繋がり、企業・投資家双方にとってメリットのある取組みとなります。ファンズ・Funds Startups、およびStaywayは、今次提携を通じ、国内の企業・スタートアップ企業の補助金に関する課題解決に貢献していきます。

代表者からのコメント

ファンズ 代表取締役CEO：藤田雄一郎

弊社はこれまで、Fundsを通じて多くの上場企業・スタートアップ企業へ資金を届けて参りました。Funds利用企業の中には補助金の活用余地がある企業が一定数あり、補助金の活用を含めた多面的な支援ができればと考えてきました。今回の補助金クラウドとの提携を機に、利用企業の課題解決に取り組めることは大変嬉しく思います。

Funds Startups 代表取締役：前川寛洋

補助金クラウドは、当ファンドが取り組むミドル・レイターステージのスタートアップ企業のファイナンス支援に新たな価値提供を可能にするものと考えています。特に当ファンドでも注力しているDeeptech分野においては、創業初期から様々な補助金、助成金等の機会が存在するものの、それらを効率的に利活用するプロセスが必ずしも確立しているとは限りません。このような課題に対して、この度の提携により、補助金を活用した資本政策面での課題解決支援を拡大していければと思います。

Stayway 代表取締役 佐藤淳

この度、ファンズ株式会社様に補助金クラウドをご導入いただき、また、ファンズ株式会社様、Funds Startups株式会社様とビジネスマッチング契約を締結し、ファンズの貸付先企業やスタートアップ企業の経営課題をともに解決していけることは、スタートアップ企業である我々にとって何よりも嬉しいことです。

今後は、3社が持つ経営支援の強みを活かし、この提携を通じて、ファンズの貸付先企業やスタートアップ企業の支援を全力で推進してまいります。